大会までのスケジュール(予定)
2018/7/1次期大会企画の募集開始
2018/9/10企画募集締め切り
2018/9/14大会企画委員会
2019/3/20大会参加ならびに報告応募登録の期限
2019/3/20報告者の長文要旨の登録期限
2019/4/10報告者への可否通知
2019/5/10暫定版プログラムの公表(開催校お知らせ)
2019/5/15長文要旨の上書きアップロードの最終期限
2019/5/20プログラムの最終確定と公表
2019/5/20(開催校参加費振込)
2019/6/1-2大会当日

第71回大会(2019年6月1~2日,香川大学)についてのお知らせページを作りました。今後の情報はこのページをチェックしていただければ幸いです。

過去の大会については,研究大会のページをご覧ください。

* This page is also available in English from here.

第71回大会のお知らせ(第9報)

プログラム最終版が確定し,要旨pdfへのリンクを含むタイムテーブルを公開しました。

第71回大会のお知らせ(第8報)

第71回日本人口学会 ご案内

日本人口学会会員の皆さま

第71回大会開催校,香川大学の村山聡です。

大会期日が近づいてまいりました。開催校より第71回大会についてご案内させて頂きます。なお,先日お知らせした受付場所は幸町北8号館1階ロビーでしたが,同じ8号館2階の演習室5で行います。当日ももちろんご案内を致しますがよろしくお願い致します。このメイルでお送りする内容をPDFファイルでもお送りします。

また,幸町北キャンパス内の会場への道案内には添付のポスターを使いますのでご参照頂ければ幸いです。

【大会開催場所】

香川大学幸町北キャンパス(本部・教育学部) 北8号館(学内マップ<14>)及び研究交流棟5F 研究者交流スペース(学内マップ<27>)

香川大学幸町北キャンパスへのアクセス方法及び学内マップ (https://www.kagawa-u.ac.jp/access/saiwai/)

幸町キャンパスは人文社会系学部のキャンパスで北と南に分かれています。北には本部と教育学部,全学教育棟,南には経済学部と法学部がありますのでご注意ください。

なお,大学構内は全て禁煙になっております。

【受付時間・場所】

6/1(土): 8:30-16:30,北8号館2階演習室5で受付を行います。午前中の会場は北8号館1/2階です。なお,この日の午後は研究交流棟5F 研究者交流スペースが会場になりますので,同スペースの入口カウンターでもご案内致します。

6/2(日): 8:30-15:00,前日と同様に北8号館2階演習室5で受付を行います。本日の会場はは終日,北8号館1/2階です。

なお,巡検及び特別セッションが開催される5/31(金)は,研究交流棟5F 研究者交流スペース入口のカウンターにて,日本人口学会会員の特別セッション参加者に関して,15:30から16:00の間,大会受付も行います。

【セッション会場備品】

PC,プロジェクター ,スクリーン

PCは,Windows 8 搭載のものを各会場に一台設置しておきます。ただ,各自持参して頂くことをお勧めします。もちろん,上記のOS対応のスライド等を保存されたUSBメモリーは使用可能です。ただし,動作環境については休み時間等に確認をお願いします。また,各会場とも,RGB及びHDMI接続が可能で,ケーブルは備え付けておきます。ただし,マックその他で必要となるコネクタはご持参ください。

【WiFi環境】

登録制でキャンパス内のWiFiを自由にご利用頂けます。受付での登録をお願いします。ただし,香川大学の規定上,先着100名以内に限らせて頂きます。なお,香川大学ではeduroamは使用できません。

【昼食・食事処】

大学近くには食事処は多くはありません。大学食堂(学館食堂・ダイニングSORAMI):6/1(土)[11:00-14:00, 17:00-20:00],6/2(日)[11:00-14:00] をご利用ください。

なお,幸町北キャンパス正門前にコンビニがあります。

また,同キャンパスから高松市の中心街までは徒歩で1.5km,20分ほどの距離です。多くの食事処をご利用頂けます。なお,うどん店については四国新聞社が取りまとめをしている「讃岐うどんマップ」(https://www.shikoku-np.co.jp/udon/area/) をご参照ください。ただ,香川県下で800軒ほどが鎬を削っておりますので,常に変化しているということを予めご承知おきください。

【休憩・飲食・会合場所】

6/1(土)及び6/2(日)の学会開催中は8号館2階の演習室4で飲み物及び茶菓をご用意しております。演習室4は受付を行う演習室5の向かい側にあります。その他に特に報告者控室として演習室7をご用意しております。また,理事会の会場は,2号館にある教育学部第1会議室をご用意しておりますが,理事・幹事の方々には別途ご案内致します。

【懇親会】

日時:
6/1(土) 19:15-21:15
会場:
ミケイラ (https://www.mikayla.jp/,高松築港にあります。)
住所:
〒761-0011 香川県高松市サンポート8-40
電話:
087-811-5357

【大会参加費】

一般会員(事前) 3,000円
一般会員(当日) 4,000円
学生会員及び香川大学学生(事前及び当日) 無料
非会員(当日) 1,000円
学生非会員(当日)1,000円
海外会員(当日) 3,000円

【懇親会参加費】

一般会員(事前) 5,000円
一般会員(当日) 7,000円
学生会員(事前) 2,000円
学生会員(当日) 3,000円

【巡検参加費】

全日程参加者 8,200円
前半の参加者 5,660円

【大会・懇親会参加費・巡検参加費の事前支払い方法】

ご自身のあてはまる大会・懇親会・巡検の参加費合計を、郵便局にて,お振り込み下さい。

なお,振込用紙を事前にお送りする時間がありませんので,郵便局に備え付けの「払込取扱票」(ブルー)をご利用ください。

【振込先及び「払込取扱票」の記載内容】

お振り込みは郵便局でお願いします。「払込取扱票」に記入して頂く項目は以下の通りです。

口座記号番号:
01620-8-101816
口座名称:
日本人口学会第71回大会
住所・氏名
通信欄へのご記入のお願い
4-1. お振り込み内容の内訳(お支払いになる項目のみご記入ください。)
大会参加費 〇〇円
懇親会費 〇〇円
巡検参加費 〇〇円
4-2. 宿泊先予定のホテル名及び宿泊日数のご記入のお願い

すでに宿泊されるホテルなどが確定している場合には,面倒をおかけしますが,上記の他に,さらに宿泊先のホテル名及び宿泊日数を通信欄にご記入頂けますと助かります。高松観光コンベンション・ビューローからの大会への支援を受ける上で必要になりますのでご協力ください。

同ビューローの賛助会員である宿泊施設がございます (http://takamatsu.or.jp/stay/#sec01)。そこに記載されている施設のみが支援対象になります。ぜひこれらの施設をご利用ください。なお,この件につきましては,すでに第71回大会のお知らせの第5報でもお伝えしております。

全体で100泊以上が確保できない場合には,同ビューローから支援を受けられないことになりますので,どうかご協力のほど,よろしくお願い致します。なお,記入して頂いた情報についてはこの目的以外には一切使用しないことをお約束致します。

【振込期限】

お振り込みは,5/22(水)までにお願い致します。

5/22以降の振り込みはなさらず,当日にお支払いをお願い致します。

【お振り込みの際の注意点】

お振り込みになった金額は,参加されなくとも返却致しかねますのでご了承ください。

振込手数料は各自ご負担ください。

上記【振込先及び「払込取扱票」の記載内容】で書いておりますように,大会運営支援資金確保との関係もあり,是非とも「払込取扱票」の通信欄に宿泊予定ホテル名と宿泊数をご記入頂けますようによろしくお願い申し上げます。



では、皆様のお越しをお待ちしております。



2019年5月13日

日本人口学会第71回大会運営委員会

委員長 村山 聡



第71回大会のお知らせ(第7報)

暫定版プログラムをアップロードしました。以下の点にご注意ください。



第71回大会のお知らせ(第6報)

特別セッション「第6回 地方行政のためのGISチュートリアルセミナー」詳細ご案内

日時:
2019年5月31日(金)、16:00~19:00(15:30より受付)
場所:
香川大学幸町北キャンパス 研究交流棟5階研究者交流スペース (〒760-8522 香川県高松市幸町1-1)
プログラム:
<組織者挨拶>
1. 小規模自治体へのGIS普及のためのWebGISとフリーGISソフトウェアの活用……川瀬正樹(広島修道大学)
2. フリーGISソフトウェアによる地図データの作成方法―香川県高松市のハザードマップを例に―……井上 希(国立社会保障・人口問題研究所)
3. 札幌市におけるGISを用いた都市公園の機能分担分析……細江 まゆみ(札幌市)
<休憩>
4. GISを用いた公的統計と行政情報の統合……長谷川普一(新潟市GISセンター)
5. GISを用いた施設の適正配置の考え方と適用例……鎌田健司(国立社会保障・人口問題研究所)
6. 地方行政における「全国小地域別将来人口推計システム」の利活用……井上 孝(青山学院大学)
<質疑応答>


第71回大会のお知らせ(第5報)

日本人口学会 第71回大会
宿泊施設のご案内

2019年3月27日
香川大学 村山聡

第71回大会に参加される学会員は高松市の宿泊施設を利用されることがあると思います。そこで,全国学会で宿泊者が一定数見込まれる場合,公益財団法人高松観光コンベンションビューローから大会運営への支援を受けることが可能です。ほとんどの宿泊施設は当該団体の補助金対象施設として契約をしておりますが,一部そうではない施設もあります。

可能な限り,下記の日本語および英文サイトに掲載されている施設を選択して頂けることを期待するところです。

なお,

  1. 香川大学での受付の際に,お名前,宿泊される施設の名称,宿泊日数などを登録して頂くことになりますので,その点もよろしくお願い致します。
  2. また,この支援を受けるためには,総数で100泊以上を証明する必要があります。各施設に大会運営委員会から宿泊リストをお送りし,各施設から証明をして頂く予定です。また,このリストについては,当該目的以外には使用しませんし,守秘義務は遵守します。


第71回大会のお知らせ(第4報)

豊島巡検(5/31) のご案内(組織者:村山聡)
「豊島巡航:人口・産廃・アート」

募集定員:
先着順15名,ただし,産廃巡検のみの場合はその人数にさらに5名は参加可能
集合場所:
豊島行き高速船乗り場 (https://www.t-ferry.com/company/#access)
集合時間:
午前10時30分 (東京からの場合,JAL/ANAとも始発便高松空港着で間に合います)
費用の目安(今後の調整により多少の変動がある予定です):
  1. 産廃巡検+豊島美術館(~17:50解散)=8,200円(交通費および昼食代を含む)
  2. 産廃巡検のみ(~15:05解散)(特別セッション参加者を想定)=5,660円(同)
関連サイト:
廃棄物対策豊島住民会議 (http://teshima.ne.jp/wordpress/)
豊島美術館 (http://benesse-artsite.jp/art/teshima-artmuseum.html)

詳細は,pdf形式でダウンロードしてご覧ください。

第71回大会のお知らせ(第3報) [in English]

申し込みページを開設しました

参加申し込みは,こちらからお願いします。

トラベルグラントの募集について

今大会では主として若手会員のためのトラベルグラントの募集を行います。詳細はリンク先pdfファイルをご覧ください。なお,pdfファイルに書かれている申請書は,MS-Word形式でダウンロードできます。

第71回大会 報告要旨原稿提出のお願い

日本人口学会第71回大会報告者 各位

日本人口学会 大会企画委員会

日本人口学会第71回大会での報告予定ならびに報告希望の皆様におかれましては、ホームページにおける情報提供ならびに、統一性のある報告要旨集(PDF 版)作成のため、下記の要領に従って長文報告要旨をご提出ください。

【報告要旨枚数】

【注意点】

  1. 報告希望の登録だけをしても、所定の報告要旨の提出がない場合、報告は認められません。報告希望者は必ず全員、要旨を提出してください。ただし、共著の場合は代表者のみ提出してください。
  2. 要旨には、報告予定の内容構成だけではなく、オリジナリティや新しい知見などもわかりやすく記載してください。また、過度に期待した見込みに基づいて要旨を作成して、事前の要旨と当日の発表とに著しい齟齬の生じることがないようにしてください。
  3. 自由論題については大会企画委員会が、テーマセッションについては組織者が、すべての報告要旨の内容を確認し、2019年4月10日までに、自由論題とテーマセッションの報告望者には報告の可否について連絡があります。
  4. Web上での掲載を希望されない場合は、大会企画委員会までお申し出ください。その場合、報告題名と氏名、所属先のみ掲載されます。

【報告要旨原稿規定】

  1. 原稿はMS-Wordなどのワープロソフトで作成したものをPDF化(保存する際、ファイルの種類としてPDFを選んで保存)するなどして 必ず PDF ファイルで提出してください。PDF 形式以外のファイルはシステムエラーを起こす恐れがあります。また、ファイル名は「和文氏名_abstract2019」としてください。
  2. 書式は、A4縦位置に横書き、余白は上下左右3センチ、MS明朝、40字×40行程度(和文の場合)としてください。
  3. 報告題名は、和文と英文の両方を書いてください。和文では第1行目中央に14ポイント程度で、英文ではその次の行の中央に12ポイント程度で表記してください。
  4. タイトルの下に右寄せで、氏名、所属機関名を和文と英文で記載してください。共同発表の場合は、すべての発表者の氏名・所属を記載してください。また照会先としてEメールアドレスを記載してください。
  5. 本文は氏名の行から1行空けて書き始め、和文または英文でお書きください(和文標準フォントサイズ10.5ポイント)。図表を用いても構いません。英文で本文を記入する場合、書式は任意です。

【報告タイトルならびに所属先】

  1. この要旨原稿に記載のタイトルが大会プログラムにも転記されますので、これをタイトルの確定版としてください。
  2. 所属先は大学名または研究機関名のみで、学部や部課、職位や身分等の名称は不要です。所属機関名は略称ではなく正式名称を記載してください。大学院生の場合、(○○大 学・院)のように表記してください。大会企画委員会としては、要旨に記載された名称を大会プログラムにそのまま転記します。

【提出方法】

下記の期限までに、下記のURLにおいて、報告のWeb登録時に自動返信されたメールに記載のIDならびにパスワードを用いて、ファイルを提出(アップロード)してください。なお、複数回登録した場合は、最後に登録したときのIDのみが有効です。また、一度提出したファイルを修正する場合、同じIDで再アップロードして上書きしてください。

アップロードの後に切り替わるIndexのページにおいて、自分のアップロードしたファイルが[ID番号].pdfとして確認できます。

この内容はpdfでもダウンロードできます要旨フォーマットのサンプルもダウンロード可能です。

第71回大会のお知らせ(第2報) [in English]

2018年 12月 5日
日本人口学会第71回大会
大会運営委員長 村山 聡
大会企画委員長 黒須里美

日本人口学会は、第71回大会を2019年6月1日(土)、6月2日(日)の2日間、香川大学において開催いたします。会員の皆様はもちろん、人口にご関心のある研究者や学生の非会員の皆様にも積極的にご参加いただければ幸いです。

大会では、下記の通りシンポジウム、3つの企画セッション、1つのテーマセッションを設定しています。企画セッションにおける報告は組織者により編成されますが、テーマセッションでは報告が公募されますので、自由論題と同様に積極的にご応募ください。会員総会、懇親会は6月1日(土)です。また、大会前日の5月31日(金)には巡検と特別セッションが開催されます。

セッションタイプタイトル組織者使用言語備考
シンポジウム瀬戸内の環境と人口(ヒトと動植物):新たなPopulation Studyを求めて村山 聡Japanese一般公開(6/1)
企画セッション1天明‐天保期の東北地方における気候と人口-歴史気候学と人口学との対話-川口 洋Japanese(6/2)
企画セッション2性に関する情報と人口小西祥子Japanese
企画セッション3Child Bearing, Child Rearing and Child Survival in South AsiaDilhani Wijesinghe, Satomi KurosuEnglish
テーマセッション家族・価値観・幸福影山純二Japanese公募
特別セッション第6回「地方行政のためのGISチュートリアルセミナー」井上 孝Japanese(5/31)
自由論題セッションJapanese/English公募

*詳細は以下(パネル番号は、プログラム編成上、変更の可能性有)

*巡検(5/31) 「豊島巡航:人口・産廃・アート」(組織者:村山聡)高松築港10:45発予定

*特別セッション16:00-19:00予定 (巡検後の参加可)

【出欠の登録ならびに報告の応募】

報告の申込みの受け付けや大会への出欠に関する登録用Webサイトは現在準備中です。準備ができ次第、学会メーリングリストを通じて改めてお知らせしますので、予めご検討ください。なお、大会へは非会員でも参加可能ですが、テーマセッションや自由論題での報告には日本人口学会の会員資格が必要です。また、シンポジウムと企画セッションの報告は公募ではありません。

【報告要旨のWebへのアップロード】

実効性のある報告内容の情報提供を図るため、要旨等の報告内容の情報はすべて学会メーリングリストやホームページを通じて閲覧ならびにダウンロードできるよう準備しております。報告要旨集の紙媒体による印刷・製本物の配布はいたしません。

【会場】

香川大学幸町キャンパス(〒760-8521 香川県高松市幸町1番1号)

会場の地図ならびに交通アクセスは下記リンク先をご参照ください。

https://www.kagawa-u.ac.jp/access/saiwai/

参加費等のご案内は、開催校より改めてお知らせいたします。また、本大会は香川大学・地球ディベロプメントサイエンス国際コンソーシアム (ICEDS) との共催を予定しております。

【大会関連のお問い合わせ先】

*テーマセッションの内容については下記の組織者へ直接ご確認ください。

 テーマセッション 影山純二(明海大学)kagejun[atmark]meikai.ac.jp

*その他については下記までお問い合わせください。

大会企画委員会 (企画内容、報告登録など)
大会企画委員会委員長: 黒須里美(麗澤大学)skurosu[atmark]reitaku-u.ac.jp
大会企画委員会ML: paoj2019[atmark]gmail.com
開催校(会場関係、報告設備、参加費支払など)
大会運営委員会委員長:村山聡(香川大学) muras[atmark]ed.kagawa-u.ac.jp
学会事務局(会員資格や入会手続き等について)
日本人口学会事務局(学会支援機構内) paoj[atmark]asas-mail.jp

<シンポジウム>(一般公開)Symposium

瀬戸内の環境と人口(ヒトと動植物):新たなPopulation Studyを求めて
Seeking a new population study: Flora, fauna, and humans living in and around the Seto Inland Sea
(2019年6月1日土曜日午後、香川大学幸町キャンパス)

組織者:村山聡(香川大学)

通常,Populationは,日本語では人口と訳しますが,その言葉は人間の数だけを示すものではありません.ヒト以外にも動植物特に動物や魚類の個体数を問題にします.つまり,ヒトと動植物の数の重さ = 個体群 = Population の研究に関して,瀬戸内の環境と人口に焦点を絞り,新たな問題提起ができればと考えております.

基調講演:
村山聡(香川大学教授)(環境史・経済史)
「瀬戸内で生きることと生活様式の転換期」
田中丈裕(元岡山県水産課長・NPO法人里海づくり研究会議事務局長)(魚類学・水産全般)
「瀬戸内の魚介類と漁業と生態系」
話題提供:
中西正光(香川県環境森林部環境管理課 里海グループ グループリーダー・課長補佐)
「里海プロジェクト」
パネルディスカッション:
ディスカッサント
中澤港(神戸大学教授)(人類生態学) 「人的資源から考える」
影山純二(明海大学教授)(生物経済学) 「漁業資源から考える」
原直行(香川大学教授)(地域活性化論) 「観光資源から考える」

参考文献:

<企画セッション1> Panel Session 1

天明‐天保期の東北地方における気候と人口 -歴史気候学と人口学との対話-
Climate and population in the 18-19th century north-eastern Japan:
A new collaboration between demography and climatology
(2019年6月2日日曜日)

組織者:
川口 洋(帝塚山大学)
座 長:
林 玲子(社会保障人口問題研究所)
討論者:
鬼頭 宏(静岡県立大学)
趣旨:

 人口学の役割は,過去・現在の人口変動とその要因を総合的にとらえ,人口変動を時間軸と空間軸のなかに位置づけ,将来予測につなげることにある。そのためには,人口変動の要因となる自然環境,社会環境に注目して,人口学に隣接する諸分野と対話を始めることが喫緊の課題である。本セッションは,人口学と歴史気候学とのキックオフ・ミーティングであり,天明‐天保期の気候と人口変動との関係について討論する。

 北関東以北では,18世紀初頭を頂点として人口が減少を続け,とくに宝暦期(1750年代)年,天明期(1780年代)年,天保期(1830年代)の凶作のため、死者・欠落者が多数に上った。飢饉の状況は,主として藩政史料により復原・検討されてきた。

 一方、歴史人口学は,「宗門改帳」や寺院「過去帳」などのマイクロデータによって,人口・家族復原を続けている。歴史気候学では,古日記に記されている天気,江戸時代末期の気象観測記録などのマイクロデータにもとづいて,18-19世紀の日本における気候復原が本格化した。宝暦・天明・天保飢饉の具体像を復原するには,人口変動の復原とともに,民衆の生活を詳細に記録した史料の発見に努め,異常天候,農業,作況,商品流通,食生活,さらには死因に接近を図る必要がある。

 本企画セッションでは,歴史気候学の専門家とともに天明‐天保期の人口減少要因に接近するため,東北地方における気候と人口変動との関係について検討したい。具体的には,7-9月の日照不足や低温障害などが確認できるのは宝暦・天明・天保期だけなのか,日照不足や低温障害が農作物の作況にどのように影響するのか,百姓の主食は何か、凶作時にどのような人口変動が観察できるのか,死亡危機が確認できるのは宝暦・天明・天保期だけなのか,凶作とは無関係な死亡危機も確認できるのかといった諸課題があげられる。

報告予定者と仮題
第1報告:気候と人口の研究の共通言語を考える‐気候研究者は何を提供できるだろうか‐
        (増田耕一・首都大学東京)
第2報告:日射量でみる天保期 ‐日記天候記録を用いた気候復元‐
        (市野美夏・人文学オープンデータ共同利用センター)
第3報告:18‐19世紀の歴史気候資料による気候復元(平野淳平・帝京大学)
第4報告:18‐19世紀の会津・南山御蔵入領における天候・作況・農業・人口(川口洋・帝塚山大学)
第5報告:18‐19世紀の飢饉・短期経済変動と二本松藩の人口(黒須里美・麗澤大学)
第6報告:東北地方の寺院「過去帳」からみた18-19世紀の死亡危機(溝口常俊・元名古屋大学)

<企画セッション2> Panel Session 2

性に関する情報と人口
Population and information about sexuality

組織者:
小西祥子(東京大学)
座 長:
森木美恵(国際基督教大学)
討論者:
仙波由加里(お茶の水女子大学)
趣旨:

少子化が継続する日本では、世界でもっとも多くの不妊治療が行われている。治療によって挙児を得るカップルがいる一方で、精神的・身体的・経済的負担を抱えながらも挙児を得られない者も多い。諸外国と比較して日本ではより長い期間にわたって不妊治療を継続する傾向があり、養子縁組をすることや子どもを持たないことなど多様な選択肢から男女が積極的に選び取る状況には至っていない。このような現状は、日本における性や妊娠出産に関する情報のあり方と関係しているかもしれない。なぜならこれらの情報は性交や避妊といった性行動をはじめとして、子どもを授からない場合の対処方法(どのような不妊治療をどのくらいの期間受けるのか、養子縁組を考えるか、夫婦で生きていくことを選ぶか等)にも影響を及ぼすからである。本セッションでは、学校や家庭における性教育および、一般向けの書籍やウェブサイト、マスメディアにおける情報等について、世界と日本の対比、日本における歴史的変遷を軸としながら、現在の日本における性に関する情報の特徴を整理し、人口との関連について議論したい。

報告予定者と仮題:
林玲子(国立社会保障・人口問題研究所)「『包括的性教育 (Comprehensive Sexual Education)』をめぐる国際的な議論について」
橋本紀子(女子栄養大学)「世界から見た日本の性教育」
赤川学(東京大学)「明治期の性教育言説」
田所聖志(秋田大学)「文化人類学からみた性に関する情報の社会における伝達」

<企画セッション3> Panel Session 3 (English)

Child Bearing, Child Rearing and Child Survival in South Asia

Organizer:
Dilhani Wijesinghe, Satomi Kurosu (Reitaku University)
Chair:
Satomi Kurosu (Reitaku University)
Discussants:
Noriko Tsuya (Keio University);Yuiko Nishikawa (Josai University)

This session is aimed to discuss patterns and factors related to reproduction, child mortality, as well as the characteristics of child rearing among population in South Asia. South Asia consists of eight developing countries. While three of those countries such as India, Pakistan and Bangladesh are within the ten most populous countries in the world, Sri Lanka and Maldives have achieved major improvements in various demographic indicators. Thus, inter-country socio-cultural, ethnic, religious, economic and political backgrounds significantly varies, exhibiting a great diversity within the region. It is of great interest to compare reproductive patterns and child rearing environment in various socio-cultural contexts in South Asia.

The discussion includes (1) behavioral patterns of child bearing and child rearing, (2) socio-demographic and cultural/religious factors associated with child bearing and child rearing, and (3) child survival/mortality in various communities in South Asia. Both qualitative and quantitative methodological approaches are used. This session is a great opportunity to explore the relationship between demography and diverse cultural/religious context in South Asia. In addition, since the PAJ has done very little on South Asia in its past annual meetings, this proposed session is expected to fill such a gap.

Presenters:
Dilhani Wijesinghe (Reitaku University) “Reproductive Behavior in Sri Lanka”;
Shakil Khan and Ai Sugie (Tokyo University of Foreign Studies) “Fertility Transition and Female Roles in Rural Bangladesh”;
Nazmul Huda (Bangladesh University of Engineering and Technology)“Determinants of Child Mortality in Rural Areas in Bangladesh: A Sociological Investigation”;
Mizuho Matsuo (National Museum of Ethnology) “Medical Termination of Pregnancy and Female Infanticide in India”.

<テーマセッション>(公募)Theme Session

家族・価値観・幸福
Family, Values and Happiness

組織者:
 影山純二(明海大学)
座 長:
 未定
討論者:
 未定
趣旨:

本セッションでは、主観的データを用いた人口学的分析に焦点を当てる。特に家族を中心に添え、家族構成やその動態が、価値観や幸福度といった主観的データとして捉えられる指標とどう関連するか分析を深めたい。その上で、分析から得られた結果について、理論的および客観的データを用いて整合性を討議し、今後のこの分野の研究の方向性を議論したい。加えて、主観的データを用いる際に共通して問題となる「指標の適切さ」や「結果の頑健性」について改めて考察したい。

応募に際しては、上記の内容に当てはまる研究であれば、価値観や幸福度に関わらずとも歓迎である。中でもグローバルな視点や領域横断的な視点を含む研究や、客観的データでは不可能だったが、主観的データを用いたからこそ得られた人口学的知見を含む研究を期待する。

<特別セッション> Special Session

第6回「地方行政のためのGISチュートリアルセミナー」
The 6th GIS Tutorial Seminar for Administrators
2019年5月31日(金)(大会前日)

組織者:
井上 孝(青山学院大学)
座 長:
丸山洋平(札幌市立大学)
討論者:
なし(チュートリアルセミナー形式なので設けない)
報告予定者:
鎌田健司 (国立社会保障・人口問題研究所)
川瀬正樹(広島修道大学)
長谷川普一(新潟市)
細江まゆみ(札幌市)
井上 希 (国立社会保障・人口問題研究所)
井上 孝 (青山学院大学)
趣旨:

昨今,GIS(地理情報システム)の急速な普及と人口データの利用環境の向上によって,市区町村レベルあるいはそれ以下のいわゆる小地域レベルでの人口分析が容易に行えるようになった。これらの人口分析の技法は,少子・高齢化対策,過疎対策,都市計画,防災,地域医療・福祉など,地方行政のさまざまな分野で大いに役立つことが期待できる。しかし,そうしたノウハウを啓蒙する機会は公的機関や一部の地方自治体が主催するセミナー等に限られており,必ずしも進んでいるとはいいがたい。一方,日本人口学会はそうした人口分析の技術を有する専門家が多数所属しており,そうした技法を地方の行政担当者へ伝達することも学会の社会的貢献の一つと考える。本セミナーは,多数の参加者が集う大会開催時にこうした趣旨を実行に移すべく企画されてきたものであり,今回は第1回(京都大),第2回(東京大),第3回(札幌市立大),第4回(明治大),第5回(椙山女学園大学)に続き6回目となる。

過去5回のセミナーでは,関西地方(第1回),関東甲信越地方(第2,4回),北海道地方(第3回),東海・北陸地方および静岡・滋賀(第5回)の全自治体に案内状を送付し,いずれも多数の行政担当者に参加いただいた。その結果,参加者からこの企画の継続を要望する声が多数寄せられ,たいへん有意義なセミナーとすることができた。今回は,香川県で大会を開催するにあたり中国・四国地方および兵庫の全自治体に案内状を送付し参加者を募る予定である。

以上の内容は,pdf形式でもダウンロードできます。



第71回大会のお知らせ(第1報)

2018年7月1日

日本人口学会会員の皆様

大会企画委員会委員長、麗澤大学の黒須里美です。

来年の日本人口学会第71回大会は、香川大学教育学部の村山聡会員を大会運営委員長として、2019年6月1日(土)~2(日),香川大学(高松市)にて開催されます。

次期大会に向けて、プログラムへのご提案を下記の分類で募集いたします。会員の皆様方からの積極的なご提案をお待ちしております。英語セッションもWelcomeです。

  1. 企画セッション(報告者は依頼形式。非会員でも報告可能。)
  2. テーマセッション(報告者は公募形式。報告は会員のみ。)
  3. その他(科研費等の研究集会等、あるいは国際学会の部会・研究会等の共同開催など、組織方法や形式にご不明の場合は、ご遠慮なくご相談ください。)

なお、原則として提案者ご自身には組織者となっていただきますが、特に提案者と異なる組織者を希望される場合は、組織者(予定)のご承認をいただいたうえで組織者名もお知らせください。

ご連絡は下記までメールにてお願いいたします。

連絡先アドレス:paj2019[atmark]paoj.org

(注)[atmark]は半角の@です

締め切りは、2018年9月10日(月)とさせていただきます。

ご不明の点や、今年度の大会においてお気づきの点、次期大会へのご要望等ありましたら、合わせてお知らせいただければ幸いです。

村山聡大会実行委員長と、大会前後の巡検・島での特別セッション等の可能性もお話ししています。

みなさまのアイディアや企画をお待ちしております。

過去5年間の企画/テーマセッションタイトル(参考)

2014
テーマセッション
  1. 妊孕力と人口
  2. 宗教と人口
企画セッション
  1. 少子化論のパラダイム転換 ―出生数増加の決め手は何か―
  2. 情報技術で拓く歴史人口学の世界 -台湾プロジェクトの動向-
  3. 日本の少子化に効く経済政策を考えよう
  4. カイロ会議から20年:第1部:人口開発問題とリプロダクティブ・ヘルス/ライツ
  5. カイロ会議から20年:第2部:人口開発問題の多様化とポスト2015年開発アジェンダ
2015
テーマセッション
  1. 人口学教育の現在
  2. 国内人口移動統計の拡充と国内人口移動分析
企画セッション
  1. ヨーロッパとアジアにおける結婚と再婚:長期的視点からの国際比較
  2. 少子化時代の生物人口学
2016
テーマセッション
  1. 持続可能な開発目標(SDGs)と人口開発問題のゆくえ
  2. Marriage and Family Building in Contemporary East Asia
企画セッション
  1. 地域特性や個別環境による出生率格差を考える
  2. Marriage and Family Building in Historical East Asia
  3. 未婚者の現在と将来
  4. セクシュアル・マイノリティに関する人口学的研究 -日本における研究動向の今-
2017
テーマセッション
  1. 主観的データを用いた人口学的研究
企画セッション
  1. 人口・家族の地域性:歴史的観点からの都市と農村の比較
  2. 東アジアの少子化と女性の就業
  3. 第15回出生動向基本調査からみた日本における結婚・出生
  4. 少子化を巡る意識と家族・労働政策の国際比較
2018
テーマセッション
  1. 国勢調査の不詳問題を考える
企画セッション
  1. 若年層の経済的自立と家族形成に関する日韓比較
  2. 健康寿命についての包括的討論
  3. Family Strategy vs. Child Welfare: Comparative Studies of Adoption: Using Micro-Level Data from the 18th to 20th Centuries
  4. 生物学、疫学に見る数理人口学の応用と発展: 人口学における数学的視点
  5. 人口・世帯の将来推計 -方法論・推計結果とその考え方-
  6. 少子化対策の実効性について計量的・歴史的視点から評価する
  7. 堕胎と嬰児殺しの人口学

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First drafted August 30, 2000
Last revised May 20, 2019